ラベンダーは、アロマを始めたいときに必ず手に取る王道の精油です。
アロマをよく知らない人でも、アロマと言えばラベンダーというくらいに皆んなに知れ渡っている香りですよね。
私も、ラベンダーは大好きな精油の一つです♪
オイルやスプレーなどでブレンドする際には、必ずと言って良いほどラベンダーを入れますし、お花と葉の精油を足したいなというときにもラベンダーです♪
そんなラベンダーを今回はご紹介していきますね!
1️⃣ラベンダーってどんな植物
ラベンダーは、ラテン語で「Lavare」洗うという意味を持っています。
古代ローマ人はお風呂や洗濯にラベンダーを使用していました。
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また、フランスの軍医であった、ジャン・バルネは第一次インドシナ戦争で負傷した兵士にラベンダー精油をもって治療にあたりました。
これが、医師によって初めて精油を医療現場で使われた始まりでした。
そしてもう1人、フランス人で化学者のルネ・モーリス・ガットフォセは、作業場での実験中に爆発事故に見舞われ、大きな火傷を負ってしまいました。
その時、手の届くところにあったラベンダー精油を使って火傷を治療すると、その後の回復に驚き精油の研究に没頭しました。
「アロマテラピー」という言葉をつくったのもガットフォセです。
ラベンダーは、私たちよりもずっと昔に暮らしていた人々の生活や手当に使われていたんですね。
植物がいつも身近にあって、それを生活に取り入れていたことを想うと、先人の方々の知恵はすごいなと感じます。
フランス式のアロマテラピーが主に医療で使われているのも過去の歴史背景からみても納得できます。
実はラベンダーの種類はたくさんあります。
その中でも代表的なものは、、
真正ラベンダー
:ラベンダーと言われる多くがこの真正ラベンダーです。
標高600m以上の高いところで育ち、王道のラベンダーの香りを楽しみたい場合に手に取りたいラベンダーです。
妊娠初期は使用を控えます。
フレンチラベンダー
:ケトン類を多く含んでいるので、真正ラベンダーのような甘さよりは、草のようなスッキリとした香りが特徴です。
赤ちゃんや妊婦さんは使用を控えます。
スパイクラベンダー
:「男性のラベンダー」と言われていて、ハーブ調のくっきりとした香りが特徴です。
自分を奮い立たせたいときや、朝ぼんやりしてシャキッとしたいときにサポートしてくれます。
赤ちゃんや妊婦さんは使用を控えます。
ラバンジン
:真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交配種です。
二つの特徴を組み合わせたような働きが期待できます。
今回は、ラベンダーの中でも安全性がもっとも高い真正ラベンダーについてみていきます。
2️⃣からだへの働き
「万能の精油」と言われるほど、様々なシーンで使われる精油です。
ガットフォセのように、火傷や皮膚の炎症に使われるだけでなく、虫刺されの腫れやかゆみを鎮めてくれるのに役立ちます。
決して痛みが治るというわけではないですが、痛みを和らげるように働きます。
フワッとからだとこころをゆるめてくれるのでリラックスしたいときにもオススメです
痛みの感じ方をやわらかくしてくれるので生理痛のときにオイルを手のひらにとってそっと下腹部をなでると痛みの感じ方を変えてくれるように働くでしょう。
ただ、妊娠初期には使用を控えましょう。
3⃣肌への働き
皮脂のバランスが崩れたお肌を整えるのに役立ちます。
傷を癒すこともサポートするのでニキビなどにも働きかけてくれます。
真正ラベンダーは、脂っぽいお肌・乾燥したお肌、比較的に全ての肌質に使用することができると言われています。
4⃣こころへの働き~ラベンダーを選んだあなたはどんな気分~
自律神経のバランスを整えてくれるのに役立つ精油です。
ラベンダーの成分の中にある、酢酸リナリルは神経のバランスを保とうと働きます。
そして、リナロールは交感神経の興奮を鎮めてくれるように働きます。
私も、イライラしたときや落ち込んだときにラベンダー精油を手に取ります。
ラベンダー畑を見てみると、一つ一つがきれいに整列して波長を合わせるように並んでいます。
そんなラベンダーの様子からも、その時々のこころの波長に合わせ、バランスを整えてくれるのに役立つことが感じられます。
そして、先ほどお伝えしたように、ラベンダーの語源である『lavare 洗う』という言葉の意味があります。
ラベンダーを選んだあなたは、今こころに引っかかっている出来事を洗い流したいと考えているかもしれません。
ただ、怒りのままに取り去ってなかったことにするのではなく、興奮した気持ちを一旦鎮めて冷静になりたいのでしょう。
冷静になって、自分に何が起きたのか、どのように考えてこれからどうしていきたいのか、一つ一つ思い起こして心にあるわだかまりから解放されたいのかもしれません。
自分の中のバランスと自分と周囲の人とのバランスを保てるように願って、ラベンダーの旅に出かけてみましょう。
5️⃣ラベンダーでフランス気分
〜目を閉じてラベンダー精油をかいでみましょう〜
ラベンダーは地中海地域が原産の植物です。
中でも、南フランスのプロヴァンスは美しいラベンダー畑が広がっています。
プロヴァンスは、東はイタリアに面し南は地中海という素晴らしい場所です。
ラベンダーの季節はその年の気候によって変わってきますが、6月下旬から7月中旬です。
紫色のラベンダーがどこまでも広がっている景色は見た目だけでなく、香りも存分に素晴らしいものでしょう。
ソー村の周りではラベンダー畑に加えて、エッセンシャルオイルの精油所に行くこともできるそうで、一度は是非訪れたいと思っています。
6️⃣ママにお役立ちアロマ
ラベンダーは生活の色々な場面で使えますが今回は、夏に多い虫刺されクリームをご紹介します。
汗をかく時期になると蚊がよってきて子どもも大人も何ヶ所も刺されて赤く腫れる経験、どなたにもあるのではないでしょうか。
そんな時にお役立ちのアロマクリームです。
用意するもの
・クリームを入れる蓋付きの容器
・ラベンダー精油2滴
・白色ワセリン10g
・爪楊枝
作り方
①容器に白色ワセリン10gを入れる
②ラベンダー精油を2滴入れる
③爪楊枝でぐるぐるとしっかり混ぜてできあがり
使う前に前腕の内側に塗って10分ほど様子をみます。特に肌に異常がなければ使用できますが、半日以上経ったあとに赤みや痒みなどが現れることもあります。使う直前ではなくて事前に使用感を確かめておくと良いと思います。
虫刺されの跡に塗ると腫れや赤みを鎮めるように働いてくれます。虫刺されの跡も比較的残りにくいですし、うちでは家族みんなで使っています!
ちなみにラベンダーは、一部分になら原液でも使用可能であるとは言われていますが人によっては反応が出てしまうこともあるので注意してください。
私は、よく旅行中のお守りにラベンダーとティーツリーは持っていくようにしています⭐︎
ママがさりげなく家族のお手当ができたら日々の暮らしも香りと共に穏やかになれるかもしれないですね。
虫刺されアロマクリームの材料の購入は、、
ご自分で精油を使用するのは自己判断になります。それぞれの精油の特徴や用途などを理解して使用するようにしてください。
この記事が少しでもみなさんのお役に立てれば嬉しいです。